デリケートな部分に絶大な力を持つ、サイトカインのアレルギー

■2014/12/16 デリケートな部分に絶大な力を持つ、サイトカインのアレルギー
アトピーや化学物質過敏症、電磁波過敏症の症状がかなり改善したのに、どうしても完全に解消と言うところまでいかないお客様が何人かいました。まだ何か大切なアレルゲンに気が付いていないのかなと感じながら「ホルモン・マジック 体内オーケストラ、27億病の秘密」出村博著 光文社 と言う本を読みました。その中に、ホルモンの系統は以下の3つがあると書かれていました。

 (1) 内分泌器官のホルモン
 (2) 神経系の神経伝達物質
 (3) 免疫系のサイトカイン

そう言えば、(3) の「サイトカイン」のアレルギーはまだ手を付けていないな、と気がつきました。サイトカインは、1970年代以降に研究されるようになったもので、世の中に知られるようになってまだ30年しかたっていません。まだまだ研究途上で、分かっていないことがたくさんあるようです。ただ、私のアレルギーセラピーでは、アレルゲンの名前さえ分かれば、アレルゲンの組み合わせを探索するだけなので、研究途上でも全然かまいません。さっそく、以下のサイトでアレルゲンをピックアップしました。

サイトカインは免疫細胞相互間のお話し言葉
https://www.i-madoka.com/cytokine.html

(転載開始)
サイトカインは免疫細胞相互間のお話し言葉
   
体の中ではたくさんの免疫細胞が『お話し』をし合っています。『免疫細胞相互間のお話し=言葉』の物質が1970年代から発見されました。『お話し=言葉』にはインターロイキン(IL)、インターフェロン(IFN)、造血因子、ケモカイン、増殖因子、細胞傷害因子(TNF-α、TNF-β)等があります。全部ひっくるめてサイトカインといいます。
さまざまな役割を担った免疫細胞が、お互いにお話し合いをしながら、多様な仕事をしています。こうした細胞間の調節(話し合い)に重要な役割を行っているのタンパク質分子の一つがサイトカインです。
(免疫細胞が産生するタンパク質で、それに対応するレセプタ-を持つ細胞に作用し、その細胞の増殖、分化、活性化をもたらす物質を広くサイトカインと呼んでいます。)

サイトカインの特性
 
◎  サイトカインに対するレセプタ-(アンテナ)を持つ細胞のみに作用します。
レセプタ-でサイトカインに結合した細胞は活性化され、増殖したり、それ自身もサイトカインを産生したり、その他の物質を産生したりします。 
◎ ごく微量(ピコモル単位)でも働きます。 
◎ 免疫応答や炎症に関係し、これを促進あるいは抑制しています。 
◎ 一般に近辺の細胞に作用するものが多い。
免疫反応は抗原と反応したリンパ球を中心に抗原を排除しようとする反応が起こります。その免疫反応に関係するさまざまな細胞は抗原の周囲に集まり排除行動を起こすので、近接細胞だけに作用させることは理にかなっているわけです。
近くのほかの細胞に働かせることをパラクライン作用といい、産生させた細胞自身に働かせることをオ-トクライン作用といいます。 
◎ T細胞やB細胞等のリンパ球、マクロファ-ジ、線維芽細胞、上皮細胞、内皮細胞などがつくります。 
 
(転載終了)

また、以下のサイトからもアレルゲンをピックアップさせていただきました。

RAとImmunology 
https://www.riumachi.jp/patient/patient02/immunology/html/cytokine01.html

5. 免疫系におけるサイトカインの役割
https://www.jst.go.jp/crest/immunesystem/result/05.html


そして、実際にお客様の症状に対してアレルゲンの組み合わせを探索してみました。以下にその結果を載せていますが、まだ細かい説明は出来ませんんのでご了承ください。

(花粉症)
 ○Th1細胞、活性化記憶T細胞、クッパー細胞、IL-1、IL-13、EGF、EPO、IgA、花粉
(アトピーの痒み)
 ○骨芽細胞、クッパー細胞、好塩基球、IL-1β、IL-3、IL-11、IGF-1受容体、Aire、NF-kB、GM-CSF、FasL、IgA
(アトピーの滲出液)
 ○角化細胞、樹状細胞、肥満細胞、GM-CSF、M-CSF、FGF、NGF、CD28
 ○骨芽細胞、Th1細胞、IL-6、IL-17、PGE2、ブラジキニン
(乾燥肌)
 ○クッパー細胞、ヒスタミン、IL-3、IFN-γ、TGF-β
 ○CD4T細胞、IL-8、IL-13、IL-19、白血球接着分子
 ○活性化B細胞、CD4T細胞、病原性T細胞、IL-1、IL-3、INF-β、IGF-1、bFGF
(匂いに過敏)
 ○血管内皮細胞、SCN神経細胞、IL-17A、IFN-γ、IGF、NF-kB
 ○好中球、CD4T細胞、IL-6、IL-14、IL-15、TGF、IgA
 ○骨芽細胞、活性化B細胞、巨核球、IL-2、IL-4、IL-22、M-CSF、STAT3、CRP
(ビリっと電気が走る)
 ○IL-1α、IL-13、IL-17、ヒスタミン、STAT3、PGE2
(自己免疫疾患)
 ○血管内皮細胞、線維芽細胞、IL-6、IL-17、STAY3、NF-kB
 ○マクロファージ、単核食細胞、IL-2、IL-12、FGF、IFN-α、SCF、IgA
 ○マクロファージ、Th1細胞、CD4T細胞、インターロイキン、GM-CSF、G-CSF、IgA

減感作していての感覚なのですが、このサイトカインの関わっているアレルギーの減感作によって、劇的な症状の変化はないようです。ですが、デリケートな部分に大きな影響力を持っているかもしれません。今後の研究に期待したいと思います。



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